高校生の部活動やクラブ活動ではカラダ作りにトレーニングを取り入れることがある。果たしてパフォーマンスを高めるために効率的なトレーニングはどうしたら良いのか?考えてみる。
とある高校生がトレーニング体験にきた。
冬に近い時期からは「鍛錬期」になるそうで、その学校では昨年の結果からウェイトトレーニングに力をいれてるそうだ…。
でも当施設のような「機能的なトレーニング」が本当は必要なんじゃないだろうか?とウェイトトレーニングや部活動の方針に少し疑問を感じているようであった。
トレーニングといえば重いダンベルやバーベルを担ぐウェイトトレーニング・筋トレは誰でも頭に浮かぶだろう。
だから
トレーニングとして間違いではないけど間違いになりやすい・陥りやすいのがウェイトトレーニングかもしれない(笑)
特に高校生の男の子などと言えば「見栄え・見映え」も気にするようになる。
だから
本来の目的から外れて「筋肉」をつける事だけ、「重い重量物」を持ち上げる事だけに頭が行ってしまう事が無きにしも非ず。
えっ本来の目的って何だったけ?
カッコイイ筋肉マッチョになることだったっけ? 重たい重量が持てるようになることだったっけ?
スポーツパフォーマンスを高めることが目的ではなかったのか?
だとすればカッコイイボディや力自慢は役に立たないかもしれない…。
だからといってウェイトトレーニングに意味が無いわけではなく、ある程度は戦略的に取り入れて、そのトレーニング効果をスポーツに活かせるように転移させることが必要だといえる。
もちろん「やり過ぎは禁物」といいたいけど、パフォーマンスを高めるためにはウェイトトレーニングも必要である。
但し
ウェイトトレーニングをやってカラダが作れたらOKお終いではないことだけは頭に入れておいて欲しい。
そこで!
個人的にはウェイトトレーニングである程度カラダ作りができたら、機能的なトレーニングに比重を置くようにした方が良いとパパは考えている。
機能的なトレーニングとは?
上記画像のパフォーマンスピラミッドの最下段+ファンクショナルストレングス(機能的な筋トレ)トレーニングやパワートレーニングなどをいう。
詳細は省力するが
例えば、先の高校生がベンチプレスでは70Kg挙げられるそうだが、当施設のベンチプレスと同様な筋肉を使うPUSH動作(上記画像)では10Kgに満たない重さでもキツイとのことだったことから考えると
それは「体幹」を使ってPUSHする動作ができていないからであって「機能運動性(良い動き)が低い」といえる。
ベンチプレスで70Kg上げられる筋力が活かされていないではないか(笑)
だからこの高校生に必要なトレーニング・パフォーマンスを高めるために効率的なトレーニングは「正しい姿勢で正しい動きができるカラダ作り」として「姿勢」「呼吸」「体幹」を整えて「機能運動性を高める」ことを勧めたい。
何も重いダンベルやバーベルを持ち上げるだけがパフォーマンスを高めるトレーニングではないのだ。
但し、まだまだ「機能的なトレーニング」が行える施設や指導者が少ないのが実情。
ということは
パフォーマンスを高められる高校生アスリートはまだまだ埋もれてるのかもしれないと思うと「惜しい」「勿体ない」「可哀そう」ともいえるのか?いえないのか?
以上まとめてみると
高校生アスリートのパフォーマンスアップにお勧めなトレーニングに絶対正解はないけど
「ウェイトトレーニング」で筋肉・骨格を丈夫にする→ある程度できたら「機能的なトレーニング」を増やしていく→ストレングス・パワー・スピード・アジリティ・クイックネス・ESDなどの他のトレーニング要素を伸ばす・取り入れる
が良いのではないかとパパは考えるかな…。
高校生は大人と同様なトレーニングを開始できる年代である。だかたウェイトトレーニングに取り組むことは大切・必要だけど、スポーツに活かすためには『トレーニング効果の転移』も重要となるし、『機能的なトレーニング』も必要だと考える。間違ってもウェイトトレーニングだけに傾倒してしまわないように…。
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