「首こり病(頚性神経筋症候群)についてご存じだろうか?
最近話題の現代病ともいえる「首こり病」について今回は話したい。
現代の生活環境はスマホ、タブレット、ゲーム、テレビ、パソコン、授業、学習塾、デスクワークetc
カラダを前傾させる姿勢になりやすいから「姿勢が悪い」「姿勢が悪くなる」人が増えてるし、低年齢化してる。
でも自分では気がつかないものだから…どんどん悪い姿勢が作られていくのは怖いものだ。
そして「姿勢が悪い」と「首の姿勢」も悪くなる。この首の姿勢をスマホ首といったりストーレートネックといったりするわけである。
そして生まれた言葉・疾患が「首こり病(頚性神経筋症候群)」である。
「首こり病(頚性神経筋症候群)」は姿勢の乱れからくるスマホ首(ストレートネック)の人が、気圧の変動で首の筋肉が緊張すると起こりやすいといわれてる。また気象病にも関係する。
病態としては首の筋肉の過度な緊張が「自律神経」を圧迫することから三大疾患の頭痛、めまい、自律神経失調症を引き起こすことになる。
が…自律神経が乱れるから不定愁訴(不眠症、耳鳴り、肩こり、慢性疲労症候群、過敏性腸症候群、ドライアイ、ドライマウス、起立性調節障害、機能性食道嚥下障害、機能性胃腸障害、自律神経うつ、難治性更年期障害、血圧不安定症、パニック障害など)の問題と「首こり病」が関係するといわれてる。
本来の首は7つの骨が積み重なって前方に凸のカーブ(前弯)を描くのが正常である(上記右図)。それがスマホ首(ストレートネック)の場合はカーブが減少した真っすぐな状態や反転してカーブした状態(上記左図)になる。
そうなると頭が前に垂れるため後頭部側の筋肉が過度に緊張して引き戻すように働くことになる。
そこに更なる筋肉の緊張(気圧の変動など)が加わると「首こり病(頚性神経筋症候群)」となるわけだ。
今や電車でもバスでも上記図のような姿勢でスマホをのぞき込む人が多く目につかないだろうか?
だからスマホ首(ストレートネック)からくる首こり病(頚性神経筋症候群)の人が増えてる・低年齢化してるのも頷けるだろう。
そんな低年齢の「首こり病(頚性神経筋症候群)」は起立性調節障害とも関係するといわれてるから更に問題が大きくなる。
最近、起立性調節障害のお子さんが多く感じるのもこのためかもしれない…。
起立性調節障害は朝ベッドから起き上がれない、朝からだるい、頭が痛いなどの症状を呈して通学困難となる状態である。
それでは「気象病」≒「スマホ首」「ストレートネック」≒「首こり病(頚性神経筋症候群)」の治療はどうすればいいのか?
それは上記図の後頭部にある後頭下筋群をリリース(緩める)ことが重要である。この筋肉の過度の緊張を軽減させることで自律神経の圧迫を緩和させよう!
また、パパの専門としての「施術」ではこれら筋肉が付着する首の骨(上部頸椎)の歪みを独自の整体術で矯正すると神経を活性化することができる。また、スマホ首・ストレーネックの緩和もできる。
もし、何かしらの症状で○○科にかかり投薬などで様子見をされてる人がみえて、改善が芳しくない時は「首こり病(頚性神経筋症候群)」を疑ってみるのも悪くないと思う。
実際、とある有名な医師がいってる言葉である。
また、普段の「姿勢」に気をつけて長時間同じような姿勢・前かがみ姿勢を取らないことも大切だ。
本末転倒だなぁと思うのは「ゲーム大好き」だから沢山ゲームをしてる…そんな人・子供さんが「頭が痛くなったりするのは何故だろう?」などといってる言動や行動である(笑)
そこはやっぱり注意した方が「首こり病(頚性神経筋症候群)」の予防、改善、軽減になるだろう。
多くの方の「姿勢」を見てくる中で感じることは、姿勢が悪い人が低年齢化してるし本人は気がついていないけど姿勢が悪い人が多い。だから実際に「スマホ首(ストレートネック)」で「首こり病(頚性神経筋症候群)」に陥ってる方は多いのだろうと思う。でも起きてる現象だけにとらわれると「首こり病(頚性神経筋症候群)」を疑うこともなく全く的外れな処置・治療となってしまうのも現実問題だと思う。何か疾患や症状で困ったとき「首こり病(頚性神経筋症候群)」も思い出してみて欲しい。
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