『機能運動性』という言葉を聞いたことがあるだろうか?健康予防に大人は機能運動性を高めることが大切といわれてるが、これは子供にもいえることだと思うので今回はまとめて話してみたい。
機能運動性とは?
「良い動きができる」こと≒「正しい姿勢で正しい動きができる」ことをいう。
と話が終わってしまった(笑)
つまり、上記画像のように「物を運ぶ」ならカラダが壊れないように物を運ぶ使い方があるので、その使い方を学ぶこと・高めることが大切だということ。
これを正しくはモーターコントロール(運動制御)をモーターラーニング(運動学習)するという。
要するに
自分の脳・神経系に正しい動作の情報を書き込むことが「機能運動性を高める」となるわけだ。
例えば上記画像のように洗濯物を干すためには、肩関節が伸展すると同時に背中の骨(胸椎)が反り、肩甲骨が下方に下がる動きが大切になる。
何故ならそこから逸脱・乖離があれば無駄な力が必要・無駄な力が関節や筋肉にかかるようになるからだ。
しかし
日常生活では前のめりになることが多いため「姿勢が悪い」「猫背」「巻き肩」の人が増えてる。そのような場合、背中は反りにくいし肩甲骨は下方に動かないから肩関節に負担がかかってしまう。
だから「機能運動性を高める」ことで健康予防できることが理解できるだろうか?
これは洗濯を干すだけでなく、あらゆる動作に対していえることである。
では大人ではなく子供の場合はどう捉えることができるのだろうか?
子供の場合は尚更正しい動作を学習するべきだろう!
何故ならスポーツの世界では神経系が未発達な時期に色々な動きを学習させることが大切といわれてるので絶好期を逃すのは惜しい。
それよりもっと重要なのは「運脳神経」を養うには「運動」した方がいい。「運脳神経」とは?運動によって色々な動きを学習して神経のネットワークを広げることで「脳育」することだ。
更に思うのは
大きくなってから運動が苦手にならないようにすることも大事なことだと思う。
本当は運動神経が無いお子様なんて見えないけど、小さな頃にカラダの使い方を色々な動きで養えなかったことで「運動が苦手」になってしまうことはある。
運動が苦手・カラダを動かすことが苦手・嫌いは非常に健康面で良くないことだと思う。
最近多いお子様の「起立性調節障害」なども体力の低下が関係するかもしれないし、カラダを動かしてストレスの発散ができないからこそかもしれない…。
以上、大人も子供も機能運動性を高めることに無駄は何一つないだろう。それよりも今までの自分よりもプラスになれるだろ\(^o^)/
ではどのように機能運動性を高めるのか?
筋トレジムに勤しめばいいのか?というとそうではない。
機能運動性を高めるために最低限必要なことは「姿勢」「呼吸」「体幹」だから
それに見合った「ケア・メンテナンス」「施術・治療」や「運動」「トレーニング」が必要にはなる。それができる施設が少ないのが残念ではあるが…。
毎度宣伝めいてしまうけどパパの施設ではできるのだ\(^o^)/
何故って?「機能運動性」なんて言葉がなかった時から日常生活もスポーツも同じで「正しい姿勢で正しい動きができるカラダづくり」の大切さを肌で感じたので、そのための施設を作ったから(笑)
昨今、トレーニング施設は無数にある中で国民生活センターにはクレームが多く寄せられるようだが、それは間違った理論・合わない運動・トレーニングを良かれと思って行っているトレニーやトレーナーが多くなってるからかもしれない。
是非正しい知識の元で正しいものを選択して「機能運動性」を高めて欲しい。
世の中は人と同じことには賛同しやすい。だから「機能運動性」などと聞いても「ハァ」と思う方も見えるだろう。そして健康予防といえば「筋トレでしょ!」なんてイメージも拭えない。それだけ国内のトレーニングは旧アメリカの考えといわれるくらいに遅れている?固定観念が染みついている?もちろん「筋トレ」も不要ではないけど「機能運動性を高める」ことの方が数倍大切かもしれない…。
コメント